ニュース
スマートプロダクト テクノロジーアプリケーション
台湾ケースメーカー晟銘電子は2007年の売上高が理想的ではなく2006年と比較して約2割減少し、原材料価格の高騰という不利な状況の下でも会社の管理が比較的適切であったため、各四半期とも若干の利益を上げて2007年はやや黒字で終わるとの見通しを発表した。2008年の展望について、会社は積極的に外部の顧客と新たな受注を開拓して続々と収穫が得られることが期待でき、2008年の業績は2007年よりも改善して成長軌道を回復すると見ている。
晟銘電子の2007年における売上高はNT$35.8億元であり、2006年の44.82億元より20.13%減少しており、本業の経営状況は確かに若干良くない。晟銘電子はパーソナルコンピュータ(PC)ケースを専門に取り扱っており、各種デスクトップPC (DT)とサーバ(Server)ケースを開発している。その専門性は設計と製造能力にあるがDT業界の成長性は弱まる傾向にあり、また市場競争も激しいことから最近2年間の本業
業績の成長もそれにつれて鈍化し、2007年には2割の減少が見られた。
同社は、近年PC市場が飽和しつつあり業界の成長性が明らかに鈍っているため、外部環境が良くない状況の下で本業の成長が制限を受けていることは確かで、最近2年間の原材料価格の高騰により経営コストの管理が大きな課題となり経営において大きなストレスとなっているとした。
会社は続いて2007年の売上高は減少してはいるが、幸運なことにコストを抑え管理が上手くいっており、損失を出すには至っておらず、単独四半期で小幅の収益維持を獲得していると述べている。収益の見込みは小幅だが、年間を通じても小幅の黒字は維持できるとしているが、詳細な財務に関する数字は会社の最終的な決算を待たなければならないと述べた。
2008年、会社はPCケースの本業の成長を続けるが、製品は多様化に向けた開発を進めるとともに顧客と新たな受注を積極的に開発して2008年の業績向上の力とする見込みのため、2008年の業績に関する展望は2007年よりも楽観的であり、成長力を再び回復することが期待できるとしている。
DIGITIMES/黄共鈿