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デスクトップPCケースの著名メーカーである晟銘電(3013)が宏達国際電子(2498)のスマートフォンケースを大量受注したと伝えらえれている。最初の四半期は60万枚に達し、来年まで受注が続いている。高粗利製品に属するため、売上高を引き上げ、利益の獲得が期待できる。
晟銘電子は世界のデスクトップ型とサーバーの著名ケースメーカーとして近年積極的に新たな製造プロセスを開発している。キーテクノロジーのNMT(Nano Molding Technology)製造プロセスは日本メーカーを除き、初めてNMT製造プロセスによる量産を採用したケースメーカーだ。
晟銘電子は昨(27)日、単一の顧客に対しては述べず、構造部品の新技術開発に力を入れるとともに、新製品を開拓することが会社の努力を続ける方向であると話した。
投資信託企業によれば、晟銘電子はこれまで売上高の100%がPCケースだったが、近年はライバル企業が多く、さらにPCの需要数が徐々に減少して専門的ケースに転換するだけではなく、転換も探るようになっている。宏達国際電子の受注獲得は同社のPCから通信及び消費性家電製品分野への参入を促すと思われる。
機関投資家によれば、晟銘電子はNMT技術によって初めて宏達国際電子のサプライチェーンに参入した。すでに昨年11月に出荷しており、その数量は約5万枚だ。12月12月の出荷数は18.5万枚に伸び、今年の第1四半期平均の毎月出荷数は20万枚に達し、受注は少なくとも18か月継続すると予想している。
晟銘電子は昨年、新製品の助力により11月の売上高は3.33億元、月成長率は54%にも達している。12月は4.2億元、月成長率26%にまで上昇する見込みだ。
機関投資家は今年の第1四半期の出荷数を20万枚、1枚約7米ドルと見積もると、毎月の売上高に約4500万元貢献することになるとしている。この製品の粗利率は30%にも達することから、晟銘電子の収益構造の改善に大きな助けとなる。晟銘電子の昨年にの3四半期の連結粗利率は12.38%だった。
晟銘電子はNMTの技術開発を通じてこれまで積み重ねてきた技術開発能力を再び高め、ハンドヘルド関連製品、精緻な中小型サイズのNetbook、薄型化した携帯式製品等の内部構造部品および外観構造部品を主な製品対象としている。
晟銘電子は、近年LMA部門は専門的なハンドヘルド製品構造の設計開発能力によって特にステンレス、アルミ系合金の2大材料の量産能力と品質管理において国際的著名メーカーに高く評価され、信頼を得ており、続々と新たな製品技術の開発を進めている。NMT製造プロセスによって製造プロセスがより簡潔になりコストも低くなり、製品の厚みと重量を低減しながら従来の材料よりもより耐高温性と耐酸アルカリ性を持ち、なおかつケース表面処理が容易になるため、デザイン感覚を強調した消費性家電に適している。晟銘電子の昨日の株価は0.8元下げて終値は15.5元、出来高は5,372株だった。
經濟日報/記者李立達/臺北