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構造部品メーカーの晟銘電子(3013)は金属粉末射出成型(MIM)の生産能力が大幅に高まり、同社は連続炉を1本新たに購入し、第1四半期に試験生産段階に入り、この四半期末にフル稼働が期待されている。同社は第2四半期末にMIMの総生産能力を40%高め、売上高に占める割合を50%以上とする見込みである。正s南欧力の向上は上荒ぶるデバイスの受注獲得に有利となる。
胡保生総経理によると、今年上半期は景気に勢いがなく、中国の携帯電話市場の景気が下向きであっただけではなくNBやDTの景気も勢いがなかった。現在晟銘電子のPCとサーバ関連の売上高は50%を超えており、いまだ経営の主力であるために上半期の業績は伸び悩んだ。
しかしウェアラブルデバイスを主戦場とするMIM業務には進展があった。晟銘電子は連続炉を1本新たに追加し、前四半期で試験生産段階に入り、今四半期末には完全生産体制での稼働が見込めると胡保生は話している。晟銘電子の連続炉が2本に増加し、さらに既存の12本のバッチ炉と合わせ、生産能力の増加幅を計算するとMIMの総生産能力は40%の増加が期待できる。新炉の生産能力は6月に売上高に貢献でき、晟銘電子のウェアラブルデバイス分野への参入に有利となる。実際、米国資本顧客の腕時計ケースの注文はすでに第3四半期の出荷開始が計画されている。
アップル社はApple Watchで金属ケースを導入しており、将来MIMは腕時計ケースのアプリケーションにおいて普及していくと胡保生は考えている。第1四半期晟銘電子のMIMの売上高に占める比率は35%を占め、第2四半期は腕時計ケースの注文による刺激と生産能力利用率の向上によって売上高においてMIMの占める割合は50%と見込んでいる。
晟銘電子は今年Computex台北に初出展した。晟銘電子はベアボーンサーバーの顧客を積極的に開発しており、ラックの生産とソリューションの提供も行っていると胡保生は話している。広達(2382)と提携してサーバケースを生産しているほか、規模の制限のためにトップ企業と提携できないベアボーンの顧客に対し、晟銘電子はソリューションを提供することができる。この他、胡保生は今年晟銘電子のために自らComputexの壇上に立ち、将来も継続的に出展するということだ。
晟銘電子の第1四半期における税引き後純損失は1,200万元、1株当たりの税引き後純損失は0.12元だ。上半期、電子産業にとって景気は逆風だったが、晟銘電子は第2四半期の業績は第1四半期よりも優れ、最初の四半期の業績が底だったとみなされており、通年における売上高も順調に昨年の水準を超える。
記者李淑恵/台北ニュース