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ケース工場の晟銘電子(3013)は主要顧客による8月からの発注開始によって売り上げが大幅に伸びて単月の連結収益が4億元を突破し、4.4億元で2010年3月以来計77か月の高額新記録を更新した。
同社の株価は土曜日(10日)に強い値上がりの様子を見せており、国際株式市場が大きく値下げする中、台湾市場は寄り付きで100ポイント以上も値下がりするという状況の下、前場では瞬間的に勢いに逆らって17.75元でストップ高となった。土曜日における上場銘柄ではわずか3銘柄のみストップ高となったが、そのうちの1銘柄だ。
晟銘電子の8月における連結収益は4.4億元であり、前月比33.58%と急伸し、昨年同期と比較して85.24%と大幅に伸びて2010年3月以来の最高収益を更新している。8月までの累積連結収益は25.76億元で、前年比成長率は23.4% に上昇した。
機関投資家によると、晟銘電子の8月における業績が大きく伸びたのはアップル社の新製品による所が大きいとしている。またサーバケース業務においても米国のフェイスブック(Facebook)と中国のファーウェイ(Huawei)のデータセンターにおけるクラウドサーバの受注を獲得したことによる効果が大きい。晟銘電子はアップル社のMIM(金属粉末射出成型)コンポーネントの有資格サプライヤーの1社である。
この受注の力は今後も続くものと機関投資家は見ており、晟銘電子の9月の業績も高水準を維持して第3四半期には連結収益が11億元を超えて新記録を作ると見込まれている。規模の経済が現われてきたことも収益に有利な状況だ。
財界ニュース速報/王宜弘 / 報道