晟銘電子科技股份有限公司

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晟銘電子は下半期に最盛期を迎える可能性あり。寧波工場の持ち株を追加予定

2017-06-30

內容

晟銘電子(3013)のQ1は為替差損の影響を受けたがサーバケースの受注が伸び、Q1の経営は昨年同期と比較して黒字に転換している。またサーバケース業務の将来における成長性を期待して晟銘電子は寧波工場の持ち株を追加する予定であり、親会社の利潤獲得への貢献度が高まると期待されている。また下半期はサーバケース業務の継続した成長とモバイルデバイスの最盛期到来に伴って機関投資家からその将来性が期待されており、晟銘電子の下半期の経営は上半期よりも向上するだろう。

晟銘電子は専門的コンポーネント部品の開発及びメーカーとして、サーバ、PCケースが売上高の5~6割を占め、その他スマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルデバイス等の部品がおよそ3割を占める。コアテクノロジーはMIM(金属粉末射出成型法)及びNMT(ナノ・モールディング・テクノロジー)であり、その他の営業収入は金型による収入だ。

晟銘電子のQ1における連結収益は10.72億元であり同時期比16%の減少となっている。電子製品の出荷最盛期が過ぎていたことが主な理由だが、サーバケースの受注がファンダメンタルズを押し上げて晟銘電子のQ1売上高は年間で47%増、Q1の営業利益は昨年同時期と比べて黒字転換が明らかだ。しかし、営業外為替差損による0.37億元の為替差損のため晟銘電子のQ1における EPSはわずか0.06元だ。ただし昨年同時期と比較すると、1株当たりの損失は0.17元改善している。

晟銘電子の4、5月における連結収益の合計はおよそ7.5億元に近く、機関投資家はその将来性を評価している。晟銘電子のQ2における連結収益はQ1に比べると安定して高まるものと見られている。また営業外為替差損のリスクが減少し、獲得する利潤もQ1と比べて改善が続く。下半期の展望については機関投資家が期待しており、サーバケース製品の出荷が引き続き増加し、さらにモバイルデバイスの最盛期が到来する。かつ会社の製品アプリケーションも拡充が続き、下半期における晟銘電子の経営は最盛期となることが期待される。注目に値するのは、晟銘電子が52%の株を保有する寧波工場は主にサーバケースの開発、生産及び製造を取り扱い、有名ベアボーンサーバーメーカーや国際的に著名なネットワークメーカーを顧客に持っている。データセンター需要の好影響を受けて、近年寧波工場の業績は抜きんでている。晟銘電子は寧波工場の営業利益と経営の将来が楽観的であるという前提の下、420万米ドルで他の株主である晟銘工業(香港)の持ち株を買収し、両者の資源の統合によって経営効率の向上と経営コストの低減を図ることで晟銘電子親会社の収益増加にも貢献することが予想されている。この買収案は来年4月30日までに完了する予定であり、全ての条件が予想と一致すれば、機関投資家の見積もりによると晟銘電子は最多で寧波工場の持ち分を20%追加保有すると見られる。

記者 鄭盈芷/報道