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サーバーケース、モバイルデバイス部品等業務の成長に加え、製品ポートフォリオのの最適化の継続により、晟銘電子(3013)の昨年売上高は四半期ごとに安定して成長し、昨年における第2から第3四半期のEPSは0.98元を達成しています。機関投資家の見積もりでは、年間のEPSは2016年の1.14元を超える見込みです。晟銘電子は昨年のQ3で寧波工場の持分割合は72%にまで増加しています。今年は寧波工場が利潤を獲得して貢献度を高めたことに加え、データセンターの建設ニーズと電子製品の薄型・コンパクト化と精密度の向上に伴い、晟銘電子のサーバーケースとモバイルデバイス部品業務でも良い成長機会が見られます。
晟銘電子は専門的構造部品の研究開発、メーカーとして、サーバー、PCケースが売上高の約6~7割を占め、その他はスマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルデバイス等の部品が約3割を占めています。コアテクノロジーはMIM(金属射出成型)、NMT(ナノ加工処理技術)であり、その他の売上高は金型収入です。
晟銘電子は売り上げ規模の拡大、製品ポートフォリオの最適化に伴い、近年の利益獲得の業績は改善されています。晟銘電子の昨年の売上高は四半期ごとに安定して成長している健全な趨勢となっており、昨年7月に財務主管が総経理に就任したことによって董事長は総経理を兼任していません。会社は全体的な生産コストと費用の抑制管理の強化を続けており、昨年の第2から第4四半期までの営業費用は年間でわずか6%の増加となっていますが、昨年第2から第4四半期までの合計売上高は年間で17%増加しています。これは晟銘電子を昨年の第2から第4四半期までの営業利益が2016年の年間における業績に達していることになります。しかし外国為替差損によって昨年の第2から第4四半期までのEPS は0.98元となりましたが、2016年年間の1.14元とは差があります。
機関投資家は晟銘電子の昨年のQ4は為替差損の影響があるものの、昨年年間の利潤獲得は2016年をこえる見込みであり、利潤は改善が続く機会があるとしている。
この他、晟銘電子の寧波工場は主にホワイトボックスサーバーの有名メーカーに代わってサーバーケースを生産し、エンドカスタマーは世界的に有名なネットワークベンダーです。データセンターニーズの成長性がサーバーケース業務の持続的成長をもたらし、晟銘電子は昨年、寧波工場に対する東晟銘工業(香港)の持ち株を買収し、Q3における寧波工場の持ち株は52%から72%に上昇しています。これは晟銘電子の利潤獲得に貢献するだけではなく、リソースの統合とメリットの向上が期待され、寧波工場の製造により競争力をもたらします。
今年を展望すると業務日数の影響を受けて機関投資家は晟銘電子のQ1における売上高は平年並みで、晟銘電子の今年直近2か月の合計売上高は年間2%と小幅の成長でした。全体的にみると当社の今年の経営の力はサーバーケース及びモバイルデバイスなどの関連部品の受注状況に影響を受けるものとみられています。
機関投資家はデータセンターの設置需要の成長が続き、またPurleyサーバー新プラットフォームによって導かれる今年のサーバー産業全体の力は昨年と比べて回復していると見ています。モバイルデバイス部品業務について、晟銘電子は世界の主要なMIMメーカーであり、同社は引き続きMIMのアプリケーション範囲を拡大するだけではなく、NMT等のソリューションも提供が可能です。顧客も多くは世界の主要電子メーカーであり、MIMのクライアント側の普及率は伸び続けると予測されており、晟銘電子は新たな注文を獲得できるものと見られています。
精實新聞 記者 鄭盈芷 報道